いつものように、彼女の手を引っ張って下校するときのことだった。
まだ春の陽気は残っており、これからの梅雨のことなど誰も覚えていないような心地よさの中。
彼女の治療中の目に巻かれた布がひらひらと、桜の花びらのように風になびいていた。
今日は彼女の機嫌が良い。
先程から口元には笑みをこぼし、会話の中にもその雰囲気が見て取れる。
そんな中、ほんとに他愛のない会話の切れ目。
沈黙が少し過ぎたときだった。
「なぁに?ニヤニヤしちゃって気持ち悪い。」
それは普通の人が発するには普通の言葉。
だが、彼女にとっては違う。
表情が見えるのは目が見える人だけだ。
「な、お前表情わかるのか!?目が見えるのか!?」
何かの冗談とさえ思った。
もしかしたら、本当に冗談とさえ思った。
「うん。」
そう言った彼女は目に巻かれた布に手をかけていた。
「だって、最初から見えてるから」
は?
「なんで、ニヤニヤしてたのかな?もしかして、あの女の子の子と考えてた?」
まだ、俺の沈黙は続く。
「フフッ。ず〜っと見えてたんだよ。ずっと見てたんだよ君のこと。朝から晩まで。これ、視線を隠すのに便利だったんだ。おかげでずっと君の事見れたんだ。」
ひらひらと、布を目の前にかざす。
「私はずっと君のこと見てたかったのに、なんで、あんな子のところ行っちゃったの?ねえ?」
布を伸ばす。
「私だけが独占していいもの。私だけが見ていたあなたなのに、ねえ?」
布をねじる。
「朝から晩まで独り占め。とっても嬉しくて、暖かかったのに、ねえ?」
布を捻じる。
「買い物に行くって嘘ついてまで。ねえ?」
捻る。そして一歩踏み出す。
「そっか、あの女がいけなかったのかな?しょうがないな・・・、でも君にもお仕置きしないとね、あの女みたいに、ねえ。」
そして布が俺の首・・・
いや、怖いよ!なんで、生まれて初めて感動するストーリー作ろうと思ったのに、ヤンデレになってんだよ!
てか自分で書いたのに、自分で恐怖するってどうよ!
途中まで真面目に書く気だったのに、何だよこの落ち!いや、本当に故意にこんなの作ったんじゃないんです。
ネタでもないですw
結果的にはネタみたいですけどwwww
マジで
ツンデレ+盲目少女で感動するストーリー展開を考えていたのに、本当にいつの間にかヤンデレになってたんですよ!
ゆっくり考えた結果がこれだよ!もう、助けて・・・・
今回書いたやつは本当にこんなブログのネタにするつもりでも、何でもなかったんですがいつの間にかこうなってました。
まじで、ネタじゃないんす
朱里さん、参考にでもしてk(ry